理念本位制経済
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since2003年3月20日

2001年9月11日。アメリカで同時多発テロが起こりました。3000人の方が犠牲となられましたが、その意味を知っている人はほとんど存在していないのではないでしょうか。悪魔にあのようなテロをおこす力はないのです。

神の手、「
ゴッドハンド」は地球そのものを握っているわけですが、天界の誰かが意図的にその手をゆるめた結果、悪魔がつけ込みあのテロがおこったというのが正確なところでしょう。ではなぜ神はその手をゆるめたのでしょうか。それが神意と言われるものです。

天界の霊がこの世の人間に啓示を与える時、大抵は象徴で表現します。人間のような具体的な言語中枢器官はありませんので、象徴や比喩で人間に伝えてくるのです。肉体がありませんからどうしても象徴で伝えようとします。では何を伝えようとしたのか。

ワールドトレードセンター(WTC)には当時、資本主義と世界経済を支える主要な金融機関、証券会社等が多くオフィスを構えていました。
神理が善、利益が悪というのは宇宙を永遠に貫く理法となっております。

すなわち利潤を追うのは幸福を追っているのではなく、快楽を追っているわけです。幸福が善、快楽が悪、幸福即快楽、神理即利益、生命即物質で善悪不二が宇宙の理法です。
利益と快楽、物質と国益を追う者は幸福を追っているのではなく、「砂上の楼閣」を追っているわけです。

物質や利益は物質と同様、無常相であり、砂のお城の如くサラサラと崩れ去っていく。「
実相不変、現象無常」が実在ですから、天界はこれを表現したと看ていいと思う。自我の相対性を意味するツインタワーは正しく字句通り「砂上の楼閣」の如くサラサラと我々の目の前で崩れ去っていったわけです。

これは
神の予言なのです。今後も利潤という悪を追い続けるのであるならば、そういったものは「砂上の楼閣」であるゆえにツインタワーのように崩壊していく。すなわち9.11.同時テロは資本主義の崩壊を天界が人類に対して予告した事件なのです。

以後、世界経済は悪化してきているはずです。資本主義を崩壊させなければ、今後も人類は無限に利益を追うという事実を見越して予告したものと言えます。腐敗や犯罪は必ず利益から生まれます。

アメリカの不正会計もストックオプションを高く売りぬけようとした結果でしょう。自社の株価を上げるためには、一般に株を買わせなければならない。一般に株を買わせるためには、企業業績が良くなければならない。

企業収益の悪い企業の株を一般は買いませんから、株価を右肩上がりにするには、常に好決算、好業績を出し続けなければならない。ここに粉飾決算が虚栄からあらわれ、不正会計が生まれます。

不正競争防止法の違反も政官民の癒着も官僚の渡り鳥、いわゆる天下りも全て利益と快楽を原因として生じます。
一般は憎悪や怒り、裁きや戦争等、不快を悪と言いますが、神理上は逆です。不快ではなく、「気持ちのいいもの」、快楽が悪の原因です、不快はその結果です。

そして人類は恐らく自己の力でその甘えを克服できない。世界が終わるまで遊んでいるでしょう。既に生命の方は破綻しておりますので、これが表面化するのは時間の問題と言えます。この点、日本経済と同じかもしれません。

今後、資本主義は崩壊していくでしょうが、正確には2001年の初頭から干渉を加えているようです。9.11.以降、イエスも同意して干渉をしていたのですが、我々の霊集団がエンロンやワールドコム、グローバルクロッシングやKマート、アデルフィアコミュニケーションやタイコ等、神を心の底で売った経営者を破綻に追い込んでいくと、キリスト教もなくなっていくため途中で裏切って、神を売った人たちを守るなどという現状維持と先送りの道を選択したようです。

だから8月以降、目立った破綻は生じていない。ユナイテッド航空やコンセコぐらいだったと思います。いつまで先送りと神への裏切りを続ける気かは知りませんが、非常に我々の歴史が田舎臭いものになっている。しかしてその崩壊を食い止めることは、もはやできないでしょう。

生命の方が既に破綻しているからです。日本ならば財政赤字という生命の借金、アメリカならば国益等、悪に依存し、これに眼を瞑り、肯定しなければ、もはや自己の生活を維持できなくなっている。

ドル安は今後起こる大いなる事件の前兆です。世界同時株安は、景気循環期における調整局面ではありません。信用構造に関わる問題なのです。
あなた方人類はペーパーにしか過ぎないイリュージョンである貨幣を信ずるのか、永遠の実在である神の心を信ずるのか。この信用構造の破壊が現象としてあらわれているのです。

アメリカならば2001年12月FRBのグリーンスパン議長以下ゴールドマンサックスやJPモルガン等10法人、2個人が金の価格操作で告訴された事件であるとか不正会計の問題、ヨーロッパならば株安で大打撃を受けている生保に更に襲いかかろうとしている総額2兆ドルにも渡るクレジットデリバティブの問題、日本では通貨の信用を失墜させる日銀の株買い取りや致命的な財政赤字等、今後も信用構造に関わる問題が出てきます。

日本では不良債権処理の先送り、デフレ克服の先送り、ペイオフの先送りと同様、減損会計も先送りするかもしれません。2003年問題と言われる過剰なオフィススペースの供給から生じる不動産価格の暴落懸念から日銀もREIT(不動産投資信託)に手を出していく可能性が高いと思います。

土地を担保に融資しておりますので、不動産が暴落すると銀行の不良債権が今年、来年と爆発的に増大する可能性があるからです。つまりセントラルバンクが株や土地を買うということです。買えば価格が上がるからという理由だけで…。行くところまでいくのでしょう。

神を信ずるだけで良いのに、それがこざかしい知恵でできなくなっております。もう手遅れですが、では資本主義の後に来る経済原理とは何でしょう。日本の悪例を取ってみるとよく分かるかもしれません。

天界では常に人間の生命を看ています。そして正義の人間にインスピレーションやアイディアを降ろしていきます。

従って
信仰の欠如した人間には原則、インスピレーションは降りません。信仰がないからインスピレーションが降りない。インスピレーションが降りないから天的な啓示にあふれた製品が生命から出ない。

技術革新のアイディアもマーケティングのインスピレーションも制度上の非効率的な部分も気付かず旧態依然のままとなる。天的な啓示にあふれた製品がないので、消費者が欲しいものがない。

減税してもらっても欲しい物がないので消費は上がらず、設備投資も一時的なものになる。政府は減税や財政出動等で何とか外から消費させようとするのですが、ご存知の通り供給過剰のデフレに陥っております。

消費がないから企業収益がない。企業収益がないから株が売られて株価が下がる。株価が下がれば銀行も株を持っておりますので含み損が自己資本比率を低下させ、低下を防ぐために分母のリスクアセット(リスク性のある資産・株や債権、貸出金等)の圧縮に走り、中小企業への貸し渋りや貸しはがしが生じて不景気になる。

特に日本の銀行は国内だけではなく、アジアからも資金を回収し始めている。しかも企業収益がないということは税収の減少をもたらしますので、不足分を国債の大量発行でまかなおうとする。すると致命的な財政赤字から国債の格付けが下がる。

国債の暴落、すなわち長期金利の上昇という「日本経済の破局」の影に怯えつづけていくことになる。こういった愚かなことを12年も続けた挙げ句破綻していくのが日本です。信仰がありませんので、すればするほど悪くなります。

政府は分かっておりませんので、庶民としては早急に海外口座に資産を移すとか3年から5年分の水や食料の備蓄をしておかなければ今後の破綻した日本では生存することは難しくなります。

早ければ今年中、遅くとも3年ぐらいしか準備期間はありません。日本に関して言えばレッドゾーンに既に入っている。この点には異論があろうけれども天界自身がそれを意図しているのです。信仰のない人間が備蓄しても無駄となりますが、とにかく時間はそれほど残されてはいません。

では資本主義の後にくる経済原理とは何でしょう。それは
理念本位制経済です。金銀原油本位制でも株式至上主義でもありません。経済の本質は利潤ではなく、信仰です。信仰あるがゆえにその生命に技術革新や新製品のインスピレーションが無限に天界から降り、人間はこれを物体化してマーケットに出す。

すると天的な啓示にあふれた製品が消費を刺激して企業収益が上がる。企業収益が上がれば株が買われて株価が上がり、税収も上がって国債の残高が減り、国債の格付けが上がる。信仰のみが物心の波動をアセンション(上昇)し、国債の格付けから生命の格付けまでも正当に上げる。

分かりやすく言えばこれが
理念本位制経済です。天界にある無限のアイディアを信仰のダクトを通して生命に引いてくる経済です。しかしてこれは利潤を目的とする資本主義ではなく、信仰を核とし、目的としておりますので、表面上は同様に見えますが、実質が違います。

信仰がコアとなっておりますので、自然破壊にも自動的に規制がかかる。神の正義と意志が目的ですので、共産主義でも資本主義でもありません。
政治も経済も法律も学問も科学も医学も自然界と経済の関係も現実に在る神の存在や天界の存在を無視してもらっては困るということです。

最近ではプラウト理論、いわゆる経済民主主義という考えが出てきておりますが、これは神理ではありません。
神の存在とそれへの信仰を無視して次ぎの時代の経済はありません。全人類の生命に「利潤」という「悪」を拝ませている資本主義を神が許すことはないとうことです。従ってこの資本主義の崩壊も時間の問題と言えます。現代はその崩壊の局面に入っている。